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昨日9月11日は、タシケント市ヤッカサライ市民墓地内のタシケント日本人墓地を
訪れました。
入口からしばらく入って行くと日本人墓地がありました。
※一番右のウズベキスタン人の方が、この日本人墓地を
三代に渡って守ってくれてる方
※ウズベキスタンと日本の国旗も綺麗でした。
今から約80年前、第2次世界大戦末期の1945年8月9日、
ソ連は日ソ中立条約を破り、満州・朝鮮半島・南樺太などに攻め込んできました。
日本は8月15日にポツダム宣言を受け入れて降伏しましたが、8月23日まで
ソ連軍の侵攻は続きました。ソ連はその戦闘の中で捕虜となった日本人を数年から
10数年に渡り各地に抑留し、強制労働を強いたのでした。
過酷な環境の中たくさんの日本人が日本に戻ることなく亡くなりました。
そのうちの87名の方がこのお墓に眠ってます。
お花と線香をお供えしました。墓地には、桜の木が植えられていていました。
感謝と無念な気持ちでいっぱいになりました。
それからナヴォイ劇場へ行きました。
ナヴォイ劇場の側面には、1996年に設置された日本人抑留者を称えるプレート
がありました。プレートには日本語でこう書かれてました。
1945年から1946年にかけて
極東から強制移送された
数百名の日本国民が、
このアルシェル・ナヴォイー名称劇場の
建設に参加し、その完成に貢献した。
その後、ウズベキスタンは1966年にタシケントのおおよそ70%の建築物が
倒壊する大地震に見舞われました。
その中で、ナヴォイ劇場をはじめ日本人抑留者か建築に携わった建築物の多くは
地震に耐え、ほぼ無傷で立ち続けたそうです。
ウズベキスタン国民の「恩返し」の気持ちが、日本人墓地の整備につながりました。
「ここに眠っているのは、国づくりに貢献した恩人たちである」
前ウズベキスタン共和国大統領カリモフ氏
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